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岩棚で営巣するハヤブサ

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 毎日の日課としているウォーキングでは、モンベル製のマウンテンクルーザー200というトレッキングシューズを履いています。とても歩きやすい靴ですから、ウォーキングに対するモチベーションを高めてくれて、私的にはとても気に入っているシューズです。ところが、この靴を履いて歩いている間に、靴紐が解けてしまうことが何度かあって、途中で結び直すことがありました。テンポよく歩いている途中で、靴紐を結び直していては調子が狂ってしまいます。そこで、イアンセキュアノットという解けにくい結び方に変えることにしました。これは二重に蝶結びにする結び方ですが、この結びに変えてから靴紐が解けることがなくなり、とても快適なウォーキングを続けています。
 結び方は至って簡単で、左右の紐を一度縛ってから、その紐を折り返し、普通の蝶結びはそのまま一重結びをしますが、ここで2回回して二重結びにすると、結びが解けにくいイアンセキュアノットになります。解く時は紐の端を引っ張るだけで、普通の蝶結びと同じように簡単に解けますから、とても便利な結び方になります。この結び方に変えたお陰で、ウォーキングの途中で靴紐が解けることがなくなり、快適に歩き回っています。
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 さて、今回紹介しているのは、3月13日(月)に撮影した、営巣中のハヤブサの写真です。毎年この場所で繁殖しているようで、間近に撮影できますから、ここ数年足を運ぶようにしています。
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 この写真は、岩棚の上に姿を見せてくれたハヤブサです。ドバトと思われる獲物の羽をむしって、解体作業中なのでしょうか? それともお食事中なのでしょうか? 暫くの間、たくさんの羽が舞い飛ぶ様子が観察できました。
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 暫く観察を続けていたら、そのハヤブサが獲物を持って岩棚から飛び出しました。巣の中で待つメスのために、この餌を運んでいくのでしょう。それとも既にヒナが孵っているのでしょうか?
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 獲物を抱えたまま、岸壁の前を飛翔するハヤブサです。この日は、巣の場所が分かっているので、三脚に据えて撮影しようかとも思いましたが、手持ち撮影で追いかけましたから、上手く撮影することが出来ました。
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 こちらは、巣のある岩棚から飛び出してきたところを、タイミングよく撮影することが出来たものです。
 撮影に使用した機材は、OM SYSTEM OM-1 + M.300mmF4 Pro + MC-20(換算1,200mm相当)でした。

# by coffeeto-p3 | 2023-04-03 06:00 | 自然 | Comments(0)

嶺公園に春が来た

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 日本列島の各地から、サクラの開花宣言や満開宣言のニュースが続々と寄せられてきましたが、いずれも観測開始以来一番早い、というものがほとんどであったようです。これも地球温暖化の影響だと思いますが、サクラの開花については鹿児島などでは、かえって遅くなる傾向にあるようです。冬の間に十分な寒さがないと、サクラが開花時期を知るタイミングを逃してしまうことが原因であるようで、さらに温暖化が進むと、サクラが開花しなくなるおそれもあるという、なんとも切ない話も聴かれてきました。
 サクラの咲かない春なんて...、そのようにならないことを願うばかりですが、これから地球環境はどのように変わってしまうのでしょうか?春本番の到来を告げる満開のサクラが、いつまでも見られることを願ってやまないこの頃です。
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 さて、今回紹介しているのは、群馬県前橋市にある嶺公園で撮影した、山野草とチョウの写真です。この公園では、既に紹介しているカタクリが満開となっていましたが、谷川沿いにこのミズバショウも花を咲かせ始めていました。
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 嶺公園を訪問してきたのは、3月20日(月)のことでした。週末と春分の日が飛び石連休となっていましたが、この日も仕事を入れずに、群馬県内の公園を巡る遠出探鳥に出掛けてきました。ミズバショウが咲いていた谷筋には、この黄色いリュウキンカの花も群落を作っていました。
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 降り積もった落ち葉の上に、舞い飛んできたチョウが翅を広げて止まってくれました。これはシジミチョウの仲間のベニシジミですね。今シーズン初めて撮影しましたが、可愛い姿をしていますね。
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 こちらは日当たりの良い散策路の脇で、日向ぼっこをしていたアカタテハです。このチョウは成虫越冬しますから、これが一冬を越した個体なのでしょうか? それともこの春に羽化したばかり?
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 赤城山麓に生息している、カオジロガビチョウを撮影していたら、近くにこのルリタテハが止まってくれました。春の到来を教えてくれる仲間ですから、野鳥写真の撮影は一休みして、こちらも逃すことが出来ない撮影対象です。
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 ルリタテハは、翅の表側に綺麗な瑠璃色の帯がありますが、裏側は一面暗褐色のシックな色合いをしています。
 撮影に使用した機材は、OM SYSTEM OM-1 + M.300mmF4 Pro + MC-14(換算840mm相当)でした。野鳥撮影用に使っている機材ですが、最短撮影距離が短いので山野草やチョウの撮影にも十分対応できます。

# by coffeeto-p3 | 2023-04-01 06:00 | 自然 | Comments(0)

早春の陽光を浴びるルリビタキ

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 広大な富士山麓の南側、静岡県富士市の郊外に丸火自然公園という広い公園があります。平安時代の富士山噴火で流れ出した、溶岩大地の上に形成されていて、アスレチックやキャンプなどが楽しめる公園です。この公園では、冬場にミヤマホオジロの写真が撮れると教えてもらいました。まだ行ったことがないポイントですから、どんな環境のところか一度様子を見ておきたいと思いました。
 園内の駐車場には水洗トイレもあって、車中泊が出来ると言うことですから、冬鳥が渡去する前に足を運んでこようと、2月25日(土)~26日(日)にかけて訪問してみました。
 流れ出した溶岩の上に形成されている公園ですが、その中に散策路が整備されていました。園内には、溶岩洞窟や樹銅などが何ヶ所もありましたから、それらを見て歩くのも楽しいところでした。
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 前日は一時雪が舞いました。その後雨に変わったようですが、朝起きると車のボディには雨粒が凍り付いていました。寒い朝となりましたが、それでもこの日は柔らかい日差しがありました。
 園内の舗装路を歩いて、桜並木の方向へ向かっていたところ、その先の路面に降りている野鳥を見つけました。双眼鏡で確認したところ、それがこのルリビタキ♂でした。
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 暫く路面に降りて餌を探していたルリビタキですが、樹上に舞い上がりました。背景が青空となって、露出調整が難しいところでしたから、画像ソフトで調整しています。
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 この公園は標高500~650mの場所に位置しています。このルリビタキは、ここで越冬したものと思いますが、繁殖期にはもっと標高の高いところへ移動するのでしょうか、それともこの辺りで繁殖するのか、興味がそそられます。
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 まだ冷え込む陽気の頃合いでしたが、早春の柔らかい陽光が差し込んでいました。春の到来を待ちかねていたルリビタキが、繁殖期を迎える準備を始めているように見えました。
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 柔らかな陽光を浴びて、春の到来を待ち焦がれているルリビタキです。オスの個体のこの背面のルリ色が、童話の世界でチルチルとミチルが探し求めた、あの幸せの青い鳥そのものですね。
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 丸火自然公園の散策路は、所々で登山靴を履いてくれば良かったと思わされる、溶岩がむき出しになった所もありました。小型軽量で手振れ補正が強力な、OM SYSTEM OM-1 + ED 300mmF4 Pro + MC-14(換算840mm相当)を担いでの散策でしたから、手持ちでも上手くルリビタキを撮影してくることができました。

# by coffeeto-p3 | 2023-03-30 06:00 | 自然 | Comments(0)

御幸ヶ原にはミヤマホオジロもいた

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 毎週楽しみにしている、NHKラジオの ”石丸謙二郎の山カフェ” で、暫く前に山で作る美味しい山ご飯として「ピーナッツおこわ風炊き込みごはん」が紹介されていました。MC の石丸謙二郎さんもパートナーの山本志保アナウンサーも、これを食べたところとても美味しかったと絶賛していましたから、いつか作ってみたいと思っていました。
 3月最後の週末は、土日ともに雨模様となってしまいました。週末は天気が良ければ遠出をして、野鳥観察や自然観察をしてくるのですが、雨にたたられてしまったら仕方ありません。ずっと自宅待機することを余儀なくされて、時間をもてあましていましたから、お昼にこの炊き込みごはんを作ってみることにしました。
 お蔵入りしていた山用の携帯ガスコンロとアルパインクッカーを出してきて、レシピ通りに作ってみたところ、とても美味しく炊きあげることが出来ました。カミさんも美味しいと言って、ペロリと食べてくれましたから、我ながら自画自賛ではありませんが、久し振りの山気分を楽しむことが出来ました。
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 さて、今回紹介しているのは、筑波山の御幸ヶ原で撮影したミヤマホオジロの写真です。撮影したのは 3月3日(金)のことでしたが、この日訪問したのは、既に ”渡去直前のハギマシコを撮りました” で紹介しているとおり、ハギマシコの写真を撮るのが一番の目的でした。
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 ハギマシコの小群が降りていた御幸ヶ原で、その撮影に夢中になっていたところ、少し離れたところを動いていた、別の野鳥の姿に気が付きました。双眼鏡で確認すると、それがこのミヤマホオジロでした。
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 遠くからでも黄色い眉斑が良く目立ちましたから、これはラッキーと喜んでしまいました。慌ててカメラを向けて撮影したのですが、間もなく茂みの中へと飛び去ってしまいました。
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 この日、ミヤマホオジロを撮影した機材は、OM SYSTEM OM-1 + M.300mmF4 Pro + MC-14(換算840mm相当)でした。とても距離があったので、かなりトリミングした写真になってしまいましたが、カメラの解像力が良いので助けられています。

# by coffeeto-p3 | 2023-03-28 06:00 | 自然 | Comments(0)

嶺公園にカタクリが咲いていた

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 都内では、既にサクラが満開を迎えていますが、このところ菜種梅雨と呼ばれる不順な天候が続いています。気温が低めでヒンヤリした陽気になりましたから、冬に後戻りとまではいかないものの、足踏みをしているようです。それでも自然界では山野草が次々と花を咲かせ、季節は休むことなく歩みを進めているようです。
 3月最後の週末は、関東地方最大のカタクリ群生地である、栃木県那珂川町のカタクリ山公園を訪問し、カタクリだけでなくイチリンソウやキクザキイチゲなど、盛りを迎えた山野草の写真を撮ってこようと計画していました。その近くの富山にはイワウチワの群生地もありますから、毎年足を運んでいる山野草の撮影ポイントです。
 ところが、ここ数日の不順な天候が最終週の週末まで続くため、中止せざるを得なくなり、予定はすっかり狂わされてしまいました。見事に山肌を埋め尽くす、満開のカタクリ群落を観察できなくなってしまいましたが、天気には勝てませんから仕方が無いところです。
 しかし、3月20日(月)に野鳥写真を撮影しようと、群馬県の嶺公園に足を運んできたところ、何とそこには、お目当てであったカタクリがたくさん咲いていました。思いがけず撮影してくるチャンスに恵まれましたから、ここで紹介することにしました。
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 この時の遠出探鳥については、 3月19日(日)から21日(火)まで2泊3日の予定を建てていました。野鳥写真の撮影が主目的で、初日は前橋市の庚申山総合公園に足を運び、2日目はこの嶺公園を訪問して、最終日には大室公園でヒレンジャクを撮影する予定としていました。
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 初日の庚申山総合公園でも、この嶺公園でも沢山の野鳥写真を撮影することが出来ました。そこそこの成果をあげることが出来て、私的には満足していました。しかし、嶺公園では全く期待もしていなかったことですが、園内の群生地にカタクリの花が満開となっていました。
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 この日は、野鳥写真を撮影してくることしか考えていませんでしたから、撮影機材は望遠レンズしか持っていませんでした。そのため満開のカタクリの群落を見つけた時には、マクロレンズやせめて標準レンズを持ってくれば良かったと悔やみましたが、望遠レンズだけで撮影せざるを得ませんでした。それでもアングルを色々変えてみることで、何とか上手く撮影してくることが出来ました。
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 陽だまりにあったカタクリの群落です。春の陽射しをいっぱいに浴びて、美しく咲いていました。スプリングエフェメラルの妖精達が、カタクリの姿を借りて、春の到来を喜ぶ踊りを踊っているようにも見えました。
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 このカタクリの撮影に使用した機材は、OM SYSTEM OM-1 + M.300mmF4 Pro + MC-14(換算840mm相当)でした。野鳥撮影用の機材でしたが、最短撮影距離が短いので、山野草の撮影にも十分に対応することが出来ました。

# by coffeeto-p3 | 2023-03-26 06:00 | 自然 | Comments(0)