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厳寒の高原にいたコガラ

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 厳冬期に高原で暮らす野鳥達を観察したいと思い、車中泊をしながら2泊3日の探鳥行に行ってきました。初日は昼過ぎに到着し、片道1時間半ほどのハイキングコースを往復して、積雪の状態や野鳥の様子などを確認してきましたが、風がとても強く広い草原に積もった雪が吹き飛ばされて、地吹雪のようになってしまいました。早めに退散し、夕食を済ませてから寝袋に潜り込んで温々と寝ていましたが、2日目の朝、寝袋の外に僅かに外に出ていた口元に、ヒンヤリした冷たさを感じて目を覚ましました。車内に置いていた温度計を確認すると、何とマイナス5度となっていて、外気温はマイナス12度でした。
 寝袋から出ると寒くて堪りません。すぐにエンジンをかけて車内を暖め、電気ポットでお湯を沸かしてコーヒーを入れました。暖めたホットドック、野菜サラダ、バナナ、ヨーグルトの朝食を済ませ、探鳥に出発しましたが、その時の気温がマイナス10度となっていました。
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 とても冷え込んだフィールドになっていましたが、前日に歩いて確認したところ、スノーシューの必要はないので、スノーブーツで出掛けましたが、念のためにアイゼンだけは携行することにしました。(途中予期しない迂回路へ回ることになり、雪中ラッセルすることになったので、少しは役に立ちました。)
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 寒さの底にある時期でしたが、ハイキングコースを進むと沢山の野鳥たちが元気な姿を見せてくれました。今回は、その中から小群で元気に飛び回っていた、コガラの姿を紹介したいと思います。
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 この日は、日中の気温は5度近くまで上がってくれましたが、朝方の気温はマイナス10度と冷え込んでいました。朝一番で歩き始めたときに気が付いたのですが、吐く息が白くならないのです。なぜ息が白くならないのか分かりませんが、不思議な現象であると思いました。
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 ハイキングコースの周囲に広がるズミなどの林の中を、コガラの小群が鳴きながら、チョコチョコと元気に飛び回っていました。手持ち撮影していましたが、動き回るコガラをファインダーの中に捉え続けるのは、なかなか大変な作業となりました。
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 この日、雪が積もったハイキングコースを歩きながら、野鳥写真の撮影に使用した機材は、オリンパス E-M1mkⅢ + ED100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14(換算280-1,1200mm相当)でした。冷え込んだフィールドでも、全く支障なく撮影してくることが出来ました。

by coffeeto-p3 | 2021-03-05 06:00 | 自然 | Comments(0)
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