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枝先に集うイカル

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今年の正月三が日はステイホームということで、自宅でテレビを見る時間が長くなりました。元日はニューイヤー駅伝とサッカーの天皇杯決勝を観戦し、2日から3日は伝統の箱根駅伝の観戦などなど、お正月ならではのテレビ番組がたくさん放送されていましたから、飽きることなく過ごすことが出来ました。この間、ワンコの散歩と日課のウォーキングのほかは外出することもなく、文字通りステイホームに徹することになりましたが、これまでに撮り溜めた写真の整理も進みましたから、それなりに有意義な時間を過ごすことが出来たと思っています。
でも、この先もずっとステイホームが続くようになると、このブログで紹介する写真のストックにも限りがありますから、心細い思いにならざるを得ません。ブログへのアップを途切れさせずに続けていくためには、どうしてもフィールドへ出て写真を撮ってこなければならないのですが、緊急事態宣言が出されたらどうしようかと悩みがつきません。今はただ、これ以上、新型コロナの感染拡大が広がらないようにと祈るばかりです。
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さて、今回紹介しているのはイカルの写真です。この日、足を運んだ森の中を、ハイキングかたがた歩いていたところ、立木の高いところに少し大きめの野鳥が動いているのが目にとまりました。双眼鏡で確認したところ、イカルの小群が飛来して、枝から枝へと飛び交っていたのです。
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高い木の下から、見上げるように撮影していますから、今回紹介しているイカルは、お腹ばかりが写っている写真になってしまいました。それでも、黒い覆面を被ったような顔立ちと、大きくて立派な黄色いくちばしが確認できます。
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イカルの小群が飛び交っていたこの立木には、黒くて小さい実が成っていますが、この実がイカル達のご馳走になっていたようです。実の付き方から、この木はムクノキではないかと思いますが、図鑑によれば、この実は干し柿に似た味で甘いとされていました。鳥が好む木の実のベスト5に入るようです。
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イカルは、シメやウソなどと同じアトリ科の野鳥です。この仲間は、いずれも太いくちばしが特徴ですが、このイカルは特に大きくて立派なくちばしを持っています。このペンチのような強力なくちばしで、堅い木の実でも割ることが出来るのでしょう。
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立木の天辺付近を飛び交うイカルの小群を、撮影するのに使用した機材は、オリンパス E-M1mkⅢ + ED100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14(換算280-1,1200mm相当)でした。手持ちでカメラを構え、真上を見上げるように撮影しましたが、三脚に据えていては撮影できないアングルでした。

by coffeeto-p3 | 2021-01-05 06:00 | 自然 | Comments(0)
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