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ユリカモメが群れで

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銚子漁港にカモメ類が集まるようになりました。そんな姿を見て来たいと思い、11月第3週の週末を利用して足を運んできました。漁港の水路を隔てる堰堤の上には、全盛期であれば立錐の余地もないほど沢山のカモメ達が並んでいますが、この日はまだ少数のカモメ類が、集まっているだけの状況でした。ちょっと寂しい眺めではありましたが、それでも小春日和の穏やかな陽気の中で、ノンビリと観察できてましたから、幸福感に浸ることがが出来ました。私が野鳥観察にのめり込むようになった理由の一つが、このカモメ類の観察であったと思います。一時はカモメ類の識別に入れ込んで、毎週のように銚子通いをしていました。カミさんからは、銚子にアパートでも借りたらどうかと言われたほどですが、その後山登りの仲間と登山をする機会が増えると、私の探鳥熱は、自然と山の鳥を観察する方向にシフトしていったように思います。
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それでも、今でも年に数回は銚子通いを続けています。今回紹介するのは、堰堤の上に集まっていたユリカモメの写真です。この個体は背面が青灰色で、くちばしと足が暗赤色をしていますから、成鳥であることが分かります。
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中央に写っているこちらの個体は、背面の雨覆に茶褐色の羽が見られ、初列風切の先端は暗褐色です。ます。また、くちばしと足がオレンジ色ですから、第一回冬羽の個体になることが分かります。
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水路の上を飛翔しながらですが、少数のユリカモメが飛来して来ました。動きがありますから、ファインダーを覗きながら追い掛けるのは、なかなか大変な仕事です。でも、カメラのAFがうまく追従してくれて、何とか見られる写真が撮れました。
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飛来したユリカモメの小群が、今まさに堰堤の上に降り立とうとしています。大きく翼を開いていますが、翼の裏側の全面が一様に暗色であることが分かります。大型カモメ類には見られない、ユリカモメの特徴でもあります。
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まさに着地の瞬間です。狙っていた訳ではありませんが、秒間15コマ撮影できますから、こんな瞬間も写し撮ることが出来ました。撮影に使用した機材は、オリンパス E-M1mkⅢ + ED100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-20(換算400-1,600mm相当)で、いずれも手持ちで撮影しました。
by coffeeto-p3 | 2020-12-01 06:00 | 自然 | Comments(0)
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