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今年もムギマキが渡ります

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私の今の仕事は、月16日勤務ですから休みがとりやすいので、天気が良ければ週末に繋げて連休として、関東近県の探鳥地へ出掛けることにしています。今回は、10月17日(土)から19日(月)まで二泊三日の日程で、長野県の戸隠森林植物園へ行ってきました。
そこでムギマキの写真を撮っていたら、近くにいた人から声をかけられました。それが知り合いのSさんでしたから、もうビックリです。しばらく近くにいたのですが、夢中になって写真を撮っていましたから、全く気が付きませんでした。
その彼と初めて知り合ったのは、彼がまだ中学生くらいの鳥見少年で、とても熱心に野鳥観察に取り組んでいました。その後野鳥の識別に迷った時には何回か意見を聞くほど、しっかりした識別眼を持っています。この日は、ご家族で戸隠に来ていて、小学校2年生のお子さんも一緒でした。もう立派なお父さんになっていた訳ですが、まさか戸隠で声を掛けられるとは思ってもいませんから、とても驚きました。野鳥たちとの出会いはとても嬉しいものですが、あんな所で思いがけなく声を掛けられ、偶然とはいえ、これもまた嬉しい出会いとなりました。
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今回紹介しているのは、戸隠探鳥行の一番のお目当てであったムギマキの写真です。赤く実ったツルマサキの実を食べに来ますから、そこで待ち構えているのが効率的です。でも、いつ飛来するか分かりませんから、粘ってみるしかありません。
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植物園の中には、赤い実を付けたツルマサキは何ヶ所もありましたが、撮影に適した場所は限られています。木道の中程と、みどりが池の畔など何ヶ所かにあります。今回は、参道入口脇で粘ったところ、何度も飛来してくれました。
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この個体は、喉から胸にかけて淡いオレンジ色で、頭部から背面にかけて褐色の羽衣をしています。このような羽衣の個体が、比較的多く観察できました。ムギマキのメスになるか、オスの若鳥ということもであるのでしょうか。
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こちらの個体は、ムギマキのオスです。喉から胸にかけては鮮やかなオレンジ色で、頭部から背面にかけては黒色をしています。また、目の後方には白い眉斑がくっきりと出ているのが特徴ですね。今年もまた、渡っていくムギマキを観察できて、嬉しいひと時を過ごせました。
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撮影に使用した機材は、オリンパス E-M1mkⅢ + ED100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14(換算280-1,120mm相当)でした。超望遠ズームを手持ち撮影しましたが、動き回る鳥の姿をワイド側で捉え、テレ側で撮影するという、ズームならではの使い方ができて、効率よく撮影することが出来ました。
by coffeeto-p3 | 2020-10-29 06:00 | 自然 | Comments(2)
Commented by queso at 2020-10-29 08:38 x
マミチャジナイにクロツグミ、ムギマキとは嬉しい出会いですね!
この時期の戸隠ならではですね^^。
10月中旬に出掛けた奥日光では、アトリやマヒワと名残の
夏鳥には出会えましたが、この3種は見られませんでした。
Commented by coffeeto-p3 at 2020-10-29 22:21
> quesoさん
戸隠は、行けば必ずそれなりの成果が上がりますから、私的にはとてもお気に入りの探鳥地です。(^^)
奥日光も良い場所ですから、戦場ヶ原の木道工事が完了したら、また訪問したいと思っています。
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